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恋愛している人は、“ひとり上手”でいたい…
2004.06.15 Updated

「…恋をするならどうしても仕事や趣味を持っていたい。ただでさえ“何もかも捨てて”熱中したくなるのが恋の病なのだから─捨てる物なしで専念したら大変なことになる」…と三宅菊子さん(尊敬する取材ライター)はその著書の中で言っています。

恋愛にはまると確かに、自分の感情や生活すべてが「恋愛ベクトル」になってしまい、仕事が手につかなくなったり、友だちとの交際も遠のきがちになる場合もあります。今は携帯電話があるから良いけれど、一昔前は、好きな相手と連絡がつかなくてイライラしたり、心配したり、何も手につかないなんてこと、私もありました。

で、恋愛する人はまず、恋愛する以外の時間の過ごし方をしっかり再構築したいものです。
片思いでも、両思い継続中でも、自分の生活ベースは、あくまで“ひとり”です。結婚している方でも、彼と一緒にいない時間は思いのほか長いはず。2人で同じ事務所にいたり、お店を経営している場合は別にして、彼が仕事をしている間は自分ひとりで過ごしているわけです。

恋人のいる人は、恋人以外の人と楽しく過ごす時間を持ちましょう。女友達、男友だちも大切に。自分の部屋は私と彼、のためだけの部屋でなく、いろいろな人が訪れて楽しめる部屋であること。もちろん、自分1人で楽しむ趣味や、やはり仕事も大切。人にはそれぞれ生き方の好みがあるから、あなたも彼も恋愛以外にもやりたいことは必ずあるはずです。そういう、ひとりの時間を有効かつ、充実して過ごせるかどうか、恋愛を上手く行かせるためにはかなり重要なファクターかもしれません。

女性の欠点の1つに
、自分がそうなら、彼もそう…などと、自分勝手なシンパシーを相手に求めることがあると、私は思っています。週末は必ず彼に会いたい、彼だってそう思っている…思っているかもしれませんが、だからといって週末必ず、彼はあなたに会えるとは限らない。せっかくの休みぐらい、久しぶりに男友達と遊びに行きたいこともあるだろうし、趣味を持っている人なら、同好の士との寄り合いが予定されているかもしれない…。

「…だから今度の日曜日は会えない」などと言われると、たいていの女性は悲しくなるか、怒ります(私もそうです!)。こんなにこんなに待っているのに、どうして? 私よりそっちの方が大事なの?(はい、彼にしたらその時はそうなのです…)

ひとりで暮らしている人は、そのあたりの彼の事情がよく理解できるはずと三宅さんは言います。
「ひとりで生きる力があれば、他人の都合や意志もよく理解できる…お互いの生活を尊重し合うのがオトナの恋愛」…この場合のオトナとは、年齢のことを指しているのでなく、精神的大人かどうかという意味です。

恋愛している自分とは違う、もうひとりの自分の生き方、暮らし方を大切にしていくことで、恋愛も建設的に考えられるのではないでしょうか?

亡くなられてしまったけれど、向田邦子さんも私の大尊敬する脚本家、小説家ですが(昔、私の家から歩いて5分ぐらいのところに住んでいらっしゃって、そのマンションの前を通るたびに偶然会えないかな〜などと願いましたっけ)、向田さんも「ひとり暮らしがちゃんとできないと、2人ではもっと上手に暮らせない」というようなことを何かに書いていらっしゃいました。
…家族と同居していても、“ひとり”の精神は同じスタンスにあります。

ひとり暮らし(精神的な)、ひとり遊びが上手くできるようになったときが、その人の恋愛適齢期、結婚適齢期かもしれません。
 
 
 
     
     

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